2021/01/17

 3年前、雪の比婆山をぐるっと歩こうとして最初の牛曳谷で撤退したとき、尾根を降ってくるトレースを見つけていつかと思っていたルートです。

 県民の森までの道路は除雪済み。公園センターもスキー場もやってないから除雪もされないだろうと思ってたけど、ありがたいです。

 公園センター前の駐車場で身支度整えて出発です(am9:26)。

 キャンプ場から伊良谷へのルートから登ります。先日の気温上昇で雪は随分融けたんでしょう。スノーシューで歩くとザクッザクッと音がするほど絞まった雪です。

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 辺り一面雪だから登山道から外れても全然大丈夫。樹の間を縫うように稜線に向かいます。絞まった雪とはいっても体重80kgの自分が歩くとすね辺りまで埋まる。相方さんに先行してもらって跡をたどると楽でした。

 尾根道には出会ったと思うんだけど、感覚的にはそのまままっすぐ牛曳山頂へ向かうルートでした。で、その頂上では(am10:52)、

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ちょうど晴れてて比婆山連峰が見渡せました。立烏帽子、池の段、御陵、烏帽子、毛無くらいまでぐるっと一望。東方向も景色開けてるけど、知らない山ばかり。いい景色でした。

 さて、ここからがこの日のメイン、牛曳頂上から公園センターに向かって尾根を降ります。

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 このルートは登ったルートよりも低い灌木が多くて、枝がうるさいのでつい雪庇に逃げてしまう。あまり端に寄らないように注意が必要です。そして道を間違えないように何度も地図の確認が必要でした。それでも小さなピークから尾根を辿る時一本間違えたけど、大きな問題なし。なだらかな尾根のスノーシューでの下りを楽しみました(am11:36)。

総歩行距離4.1km、山に居た時間2:09、累積獲得標高差登り415m

 雪山ならではの登山道を外れて歩く楽しみを覚えた山行でした。尾根を辿ればいいんだ。と言っても降った先の景色が判ってたからそう言えるんで、「降ったところは崖だった」なんてこともあるだろうから、事前の下調べは必須ですね。

 今回の降りルートは木の枝うるさかったから、次歩くなら逆ルートがいいな。あるいは毛無に登って伊良谷こなして公園センターに降る、なコースもいいかもしれない。

 まだまだいろんなルートを楽しめそうな、素敵な雪の比婆山連峰でした。

あきら